光の戦士の皆さんこんにちは、はーとんです。
先日の絶オメガのツール事件残念でなりませんでした。またワールドセカンドの方々は前回の絶竜詩戦争でツールを用いてワールドファーストを取ったチームであり、今回は特にツール等は使わずにワールドファーストとのことです。
しかし、散見されるTwitterの意見の中「吉田Pはツールを容認しているからな」というコメントが見られました。
FF14では外部ツールは厳禁の姿勢ですが、このツール容認論はどこから来ているのでしょうか?
今回はこの点について、決してツールについては容認という姿勢ではなく、あくまで文化の一部としての発言ではなかったのかという点でお伝えしたいと思います。
2014年の東京ゲームショウが発端
そもそもの発端は2014年の東京ゲームショウで、FF14の吉田Pに意見が言えるところからが発端となっています。
事の顛末はこちらにまとまっています。
https://w.atwiki.jp/ff14incident/pages/63.html
要約するとツールの開発者が吉田Pに直接話を伺い、ツール開発者に吉田Pが「ありがとう」と述べたということらしいです。
>ツール製作している人についてどう思いますか?
吉田
「一言で言うと「ありがとう」です。PCゲームではそういったツールは当たり前なんですが、FF11が「なんでもかんでも禁止」という姿勢だったため、いまだにそういうイメージを持っている方が多いですね…」
「もちろん、ワープ等ゲームをつまらなくするようなものについてはNGです」
「ツールそのものはいいのですが、ユーザーの問題があって、例えばツールを使っていないプレイヤーをNGにするような人が出てくるとか…そういったことは控えて欲しいですよね」>アラーム機能などはどう思いますか?
吉田
「MMORPGのツールでアラーム機能のようなものは昔から普通にありましたしねー。」この2点で基本的には大満足! LogRep が提供している機能の全ては(企業として今のところグレーにしておかざるを得ないものの)吉Pにとってはアリアリである、と確認できたのですから。
しかし、それだけでなく吉P、LogRep のことしってました。
話の内容から私がその作者であることも看破されてました(笑)「スクエニ開発の中でも(LogRepを)使ってるやついますよ」
https://megalodon.jp/2016-1027-1304-10/xivparser.blogspot.jp/2014/09/logrep_22.html
「ブログの記事とかも、読んでます。考えられていることは私達(開発サイド)とほぼ同じだと思うので、これからもよろしくお願いします!」
上記のやりとりは過去にツール製作の方がブログとして書いていたものが魚拓として残っている部分から引用しています。
う~ん、まずブログなので正直どこまでが本当なのかわかりませんし、書き手が勝手にツールの内容を勘違いして吉田PからOKを出されていると思い記事にしたのかもしれません…
これ2014年の東京ゲームショウの2日目のところらしいのですが、このやりとりの動画は一切見つかっておりません。
また第14回PLLでは以下のように外部ツールについて発言しているのも吉田Pツール容認論を後押ししていると言えます。
当然我々企業なので「第三者が作ったものを使っていいですかと聞かれればダメですとしか言いようがないです」
第14回PLLより
ただ、なんだろう…「後はわかるな!?」という…
線引と言われるかもしれないですけど、例えば他社のPC製品ではMODで楽しむというのもゲーム文化の1つだと思うんですね。それによって楽しみが広がるという事もあるので。ただ「じゃあこれいいんですか?」と聞かれると「い…いや…ダメです!」しか言いようがないんです。そこは自己責任というものがあるので、これ以上は言わせないで下さい。
これだけで「ツールOK、自己責任で使え」という風に受け取るのも、ちょっと読解力が足りないと思います。
あくまでもPCゲームの文化の一端として、ゲーマーとしての吉田の発言と取ることもできるためです。
文化って言っているし、外部ツールは駄目って言っているじゃないですか…この点からも明確な線引については避けたいという吉田PのPCゲーマーとしての人柄を察することができます。
そもそもツールの定義が不明
上記のやりとりの中で、そもそもツールの定義が不明すぎて、これを根拠に「吉田Pはツールを容認している」と言っている方はちょっとどうかと思います。
実際にツールと言っても、Discordのようなボイスチャットの機能かもしれませんし、また時計のアラーム機能を用いたような機能かもしれません。
またそもそも吉田PはMODなどのPC独自のゲーム文化には寛容で、その点を言葉として発したのかもしれません。
吉田PのMODなどゲーム文化についての考えは以下でまとめています。
あわせて読みたい
まだ新生してから黎明期のFF14ですから、こうしたツールなどのPC文化についても吉田Pは肯定的というのを、吉田Pは伝えたかったのかもしれません。
本当に様々なツールやアプリがあるため、一概に何がOKで何がNGと線引してしまうとFF14の運営をすることができなくなってしまいます。
ですから、上記の発言を元に吉田Pはツールを容認しているからというのはちょっとどうかと思うのですよね。
FFlogsを閉鎖すれば解決なのか?
そこで出てくるのが「だったらFFlogsを閉鎖するように要請すればよい」という意見です。
FFrogsというのはツールを使ってDPSを図り、その結果を掲載するサイトです。
ホームページの削除要請は文化庁では「著作権利の侵害」のPDFがあり、ほか弁護士のホームページを見てみても各種人権侵害があった場合の削除要請の方法が記載されています。
FFrogsがスクウェア・エニックスのFF14のデータを直接使っているかどうかの証明など、法律的に厳しい部分もあるのではないかと個人的には思っています。
またそこまでコストと時間をかけてFFlogsを閉鎖する価値がスクウェア・エニックスにとってあるかどうかというのも疑問です。
正直PCゲームはツールとの戦いでもあります。世界的なFPSのゲームでは、高いコストをかけて対策をしていますが、それでもイタチゴッコです。
FF14でも、もちろん対策はしていますが、以前の吉田Pの発言通り各ユーザーのPCにインストールされたソフトの中身すべてまでは言及できないんです…
吉田Pツール容認論は論拠不明
上記のことから、吉田Pが仮にツール開発者に「ありがとう」と言ったことが真実であっても、それはPCゲームとしての文化を容認する発言の一端では無いかと推察することができるのが私の意見です。
それでも「吉田Pの発言がツール容認と誤認させるのが悪いし、本当はツール容認なのかもしれない」と思う人がいるかもしれませんが、何度も言います。
吉田Pは外部ツールの使用はしてはならないと言っている前提で上記の発言を改めて読んでみてください。
きっとツールを容認していると思っている人は、自分が間違えていることに気が付かれるとおもいます。
かなりの長文となりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
ぜひ吉田Pツール容認派にこの記事を最後まで読んで頂きたいものです。