光の戦士の皆さんこんにちは、はーとんです。
先日の記事が大変多くのリツイート・いいねをTwitter上で頂きまして、誠にありがとうございました。
本日はこのアラグ帝国の歴史のまとめ、最終回となります。
前2記事を読むと、より一層アラグ帝国の歴史とグ・ラハ・ティアを理解することができます。
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本日は、このアラグ帝国がどのようにして滅亡するのか?
また、アラグ帝国の血脈の証明である「皇血の魔眼」とはなんなのか?
今日も出典は、ファイナルファンタジー14公式設定資料集である「Encyclopaedia Eorzea」より記事をまとめていきます。
また、本日はクリスタルタワーのクエストの結末までのネタバレがありますのでご注意を。
第四霊災とクリスタルタワー
アラグ帝国の始皇帝ザンデは南方メラディシアの遠征後にある思想に取り憑かれました。
それは「世界のすべてを無に還す」という思想です。
強敵との対決は彼の心の飢えを一時的に満たしていたが、戦いが終われば残るは虚無だけだったのである。一度、死を経験しているからこそ、人の命の限界を誰よりも知っていた彼は、この後、急速に闇にのめり込んでいく。
Encyclopaedia Eorzea P,27 第四霊災:土の厄災より
つまり、強敵との連戦の反動で、ザンデは生きていることにも世界にも虚しさを感じたのでしょう。
こうしてザンデは「衛星 ダラガブ」を利用した「ある計画」を実行しようとします。
アラグ帝国の崩壊
ザンデは、世界を無に還すために利用しようとしたもの、それが「暗闇の雲」です。
闇の世界の魔王である「暗闇の雲」を召喚するためには、莫大なエネルギーが必要です。
そこで利用したのが、「衛星 ダラガブ」に捕らえた「龍神 バハムート」の力です。
資料集には以下のように書かれています。
龍神が持つフレアを操る能力を利用することで、太陽の力を集積させ、これまで以上のエネルギーを得ようと試みた。
Encyclopaedia Eorzea P,27 第四霊災:土の厄災より
こうして、超巨大なヴォイドゲードを開き、暗闇の雲を召喚しようとします。
しかし、この計画は失敗に終わります。
第四霊災:土の厄災の発生
当時のアラグ帝国の人々も、ザンデの異様さに気づいていました。
反乱軍が立ち上がり、クリスタルタワーに攻め入ります。
しかし、この反乱も成功しませんでした。
それはバハムートに集約された力が放たれ、「莫大な力が天より降り注いだ」ためです。
資料集には書いてありませんが、第七霊災の時と同様の光景であったことは想像に難くありません。
この結果、クリスタルタワーを支える地盤が崩壊、
世界に大地震を呼び起こします。
これが「第四霊災:土の厄災」です。
しかし、現在クリスタルタワーはあの壮健さを誇ったままそびえ立っています。
なぜクリスタルタワーは昔の姿のままなのでしょうか?
クリスタルタワーの秘密
クリスタルタワーが当時の姿そのままであるのは、「奇才のアモン」の時魔法のためです。
クリスタルタワーが崩壊すると判断したアモンは、時魔法を発動し、塔全体の時間を止めます。
こうしてクリスタルタワーは地中に沈みながら、長き眠りについていったのです。
クリスタルタワーがなぜ出現・起動したか覚えていますか?
それは奇しくも「第七霊災」で出現したバハムートのエネルギーのためです。
バハムートにより地中に沈み、
そしてバハムートにより再び復活する。
なんとも皮肉さを感じます。
こうしてアラグ帝国は崩壊、同時に文明も崩壊していきました。
「魔大陸 アジス・ラー」も地上からの支援がなけば維持ができません。
そのため、メンテナンス不足でキメラが暴走、人々はこの浮遊大陸からも逃げ出していきます。
こうして、生き残った人々は安住の地を求めて放浪していきます。
この生き残りの中に最後のアラグ帝国の皇族「皇女 サリーナ」がいたのです。
皇血の魔眼
アラグ帝国の皇族であるサリーナは非常に聡明でした。
彼女は、クリスタルタワーが地上から姿を消した理由も、今後再び塔が地上に出てきた場合もどうなるかも、わかっていたのです。
そこでサリーナは一計を案じます。
自らの記憶・知識を血脈に受け継ぐ秘術。それを彼女が最も信頼していたミコッテのグ族の男に託します。
グ・ラハ・ティア 「 彼女は未来に希望を届けるべく、己の血と記憶を、皇族に伝わる術をもって、最も信頼する男へと託した。それが、オレの遠い祖先……すべてのはじまり……。」
クロニクルクエスト クリスタルタワー グ・ラハ・ティアの台詞より
こうして、グ族のミコッテにアラグの皇族特有の遺伝子要素=皇血の魔眼が受け継がれるようになっていったのです。
しかし、古代アラグ文明が崩壊してから5000年近く経った現在では、皇族の血も薄れます。
グ・ラハ・ティアがすべての記憶を取り戻すきっかけが
ドーガとウネの二人なのです。
ドーガとウネ
ウネとドーガはいったい何者なのでしょうか?
2人はグ・ラハ・ティアと同じく皇族の末裔で、なおかつ本人たちのクローンです。
2人のクローンは、「奇才のアモン」が始皇帝ザンデ復活を画策している時の産物です。
ザンデの直系子孫であった2人は、ザンデ復活の実験材料としてうってつけだったのです。
特にクリスタルタワーの道中では、このドーガとウネのクローンが敵として襲いかかってきます。
ウネとドーガは皇族なので人体実験という形ではなく、本人たちは細胞等などの提供と予測することができる。
では、心あるウネとドーガは何者なのでしょうか?
ザンデが闇に堕ちていったのを見たドーガ・ウネ本人たちが、
ザンデの凶行を阻止するために、自らのクローンを育て意思を継がせたのです。
そして、ドーガ・ウネは秘術を用いて記憶・知識をクローンに移して、後に備えていったのです。
クリスタルタワーの封印する理由
光の戦士たちは、暗闇の雲を倒しますが、全てを終わらせるためにはザンデが結んだ「血の契約」を破棄しなければなりません。
ザンデが暗闇の雲と結んだ契約は、ヴォイドゲートを開く代わりに力を与えるというもの。この契約がある限り暗闇の雲の現世世界への侵攻が続く。
ドーガとウネが自らの命を代償に、この血の契約を破棄します。
しかし、この後クリスタルタワーをどうするか?という問題が残ります。
クエスト中のシドの台詞を見てみましょう。
シド :「だが、今のエオルゼアにとって、クリスタルタワーは過ぎたる力だ。こいつを人々のために正しく使うには、古代アラグ文明に匹敵するほどの技術力がなきゃならない。それを得るまで、どれほどの年月がかかることか……」
クリスタルタワークエスト シド台詞より
タワーの技術はエオルゼアには過ぎたるもの・・・
そこでクリスタルタワーが「真の希望」になれるよう、
グ・ラハ・ティアは先人たちの意思を継ぎ、クリスタルタワーの封印を決意します。
こうして彼は何百年後にエオルゼアの技術がクリスタルタワーの技術に追いつくことを夢見て、
クリスタルタワーと共に長い眠りについていったのです。
以上がアラグ帝国の歴史であり、クリスタルタワーの結末です。
実はこの後「アメノミハシラ」にサリーナ皇女が関わってくるのですが、それはまた今度まとめていきます。
隠されたFF14の歴史の詳細がわかる「Encyclopaedia Eorzea」は、是非一度読んで見てもらればと思います。
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