光の戦士のみなさんこんにちは、はーとんです。
みなさんは、「今は時期が悪いおじさん」を知っているでしょうか?
これは、PCパーツの購入などをインターネット掲示板で相談すると必ず出てくるおじさんです。
ニコニコ大百科から、記事を引用しましょう。
A「外付けHDD1万切ってるんだけど今買ったほうがいい?」
B「もう少ししたら夢の5000円台もありうる、今買うのは時期が悪い」
ニコニコ大百科 https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%99%82%E6%9C%9F%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84
A「iPhone4S買ってきたwwwこれで俺も情強www」
B「情弱乙、もう少ししたら5が発表されるっていうのに時期が悪すぎなんだよ」
ニコニコ大百科 https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%99%82%E6%9C%9F%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84
このようにPCパーツならびにガジェット購入を相談・報告すると出てくるのが「時期が悪いおじさん」です。
実際に、2021年3月現在はゲーミングPCを買うのは時期が悪いです。
特にグラフィックボードの値段が跳ね上がっており、購入するべきタイミングではありません。
本日はFF14をゲーミングPCで楽しみたいと思う方におくります。
今はまだ買う時期ではない。
なぜ時期が悪いのかを本日は説明したいと思います。
マイニング需要の増加
現在ビットコインの値段が上がり、マイニング需要が高まっているというのが原因の一つです。
ビットコインは聞いたこともある方が多いと思いますが、仮想通貨の1つであり、価格がとても高くなっている点でニュースに取り上げられたりしています。
この仮想通貨の1つであるビットコイン。
本当にざっくりいうと、ビットコイン作る作業がマイニングです。
このマイニングにはグラフィックボードの演算機能が必要となります。
現在1ビットコインは約609万円(3/17現在)となり、2021年当初の70万円と比較すると大分値上がりしています。
そのため、マイニングでビットコインを獲得しようとする者も多く、世界的にグラフィックボードが枯渇しているのです。
実際にマイニングをすると電気代を差っ引いても儲かることは事実です。
けれど、そのために用意するグラフィックボードを購入してまで…と思ってしまいます。
グラフィックボードの転売
上記のことから、世界的にグラフィックボードの需要が高まり、転売が続出しています。
メルカリなどを見ると、一世代前のグラフィックボードの値段がびっくりする価格になっています。
例えば、私が現在使用しているRTX2060は2年前以上に購入し、3万5千円でした。
これが2年前の価格です。
しかし、現在では4万~5万円台でメルカリでは取引されています。
古いグラフィックボードでここまで値段が上がるのですから、現在販売中のグラフィックボードが転売目的で購入されてしまうことも納得です。
やはり転売ヤーは諸悪の根源のように思えて仕方ありません…
あわせて読みたい
グラフィックボードの半導体不足
そして、そもそもの原因はグラフィックボードに使用する半導体不足が原因となります。
ではその半導体不足の原因はなんでしょうか?
複数の原因が絡み合って、半導体不足になっていますが、ここで1つ面白かった記事を紹介したいと思います。
https://gigazine.net/news/20210108-ps5-tsmc-production/
実は、私たちが普段使う調味料「味の素」が作っている素材不足が原因で、半導体が不足しているという記事なります。
味の素は調味料だけではなく「ABFフィルム」という半導体を作る上で絶対に必要な材料を作っているのです。
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/rd/our_innovation/abf/
これが不足しているために、半導体が不足しているのです。
記事では何故味の素のフィルムが不足しているかは書かれていません。
単純に需要が高いから、不足しているだけというのも考えられます。
マイニングブームの終焉はいつか?
グラフィックボードの不足の原因は半導体不足とマイニングブームの2つがあるためです。
どちらか片方でも問題が片付けられれば、グラフィックボードが私たちの手に届きやすい価格になるはずです。
マイニングブームはいつ終わるのでしょうか?
まずは過去のマイニングブームの様子を見てみたいと思います。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1812/29/news027.html
2017年頃から2018年にかけてマイニングブームが到来しました。
徐々に徐々にビットコインの値段が上がり、歩調を合わせるようにグラフィックボードの値段も上がっていきました。
では、次にこのときのマイニングブームはいつ終焉したのでしょう?
https://slofia.com/weekly/the-end-of-bitcoin-mining-boom.html
2019年の秋口から徐々にビットコインの値段が下がり、同時にグラフィックボードの値段も下がり始めたようです。
このことから、マイニングブームは約2年間続いていたという事実があります。
しかし、ビットコイン自体は乱高下をしますので、いつまでマイニングブームが続くかというと明言はできない状態となっています。
つまり、今は本当に時期が悪くマイニングブームの終焉や半導体不足が改善されるように「待ち」の状態です。
本当に時期が悪い。
今FF14をゲーミングPCでプレイしようとする方は価格が本当に上がっているので、しばらく待った方が良いとアドバイスできます。
2022年にはCPUのRyzenの新しいシリーズも始まります。
グラフィックボードも、もっと省電力・小型化も期待できるでしょう。
だからこそ、今年はゲーミングPCやパーツを買うべきでないと断言できます。
来年に向けて今から貯金しておきましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧