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『吉田の日々赤裸々。』から学ぶ ビジネスにおける「挑戦」

ファイナルファンタジー14ディレクター兼プロデューサーの吉田直樹氏。

今ではスクウェア・エニックスの取締役の一人となっています。

ファイナルファンタジー14は2013年に一度「新生」し、現在に至りますが、

その道は日々「挑戦」であったろうことは想像に難しくありません。

これも吉田Pの挑戦…だと思う

「吉田の日々赤裸々」から、今回はビジネスにおける挑戦について、吉田氏から学ぼうと思います。

目次

挑戦の定義

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」開発のコアメンバーが ...
開発チームの苦労は計り知れないからこそ、敬意を評します。

僕の中にある挑戦という言葉の定義は、今ある状況や能力、戦力を分析して物事に従事した際、失敗する可能性が明確に存在するものの、いま以上の飛躍が得られるであろう、という推測も同時に成り立つ行動を指す。

この行動の結果は、つねに未来にしか存在しないので、最終的には、”やってみるまで成功するか失敗するかわからない”。だから”挑戦”なのである。

吉田の日々赤裸々3 P203より

良い言葉だと素直に思います。

未来が良くなるようにするための行動を、人間はし続けなければなりません。しかし、この挑戦を”自殺行為”を一緒に考えている輩もいるのが事実です。

つまり「やってみなければわからない」を前面に出して、失敗の可能性をシュミレーションしていないんですよね。

では、”挑戦と自殺行為の境界線”はどこにあるのでしょうか?

挑戦と自殺行為の境界線

ファンフェスティバルもチケット代だけでは大赤字、赤字だけれど成功なのです

プロジェクトを立案・実行するにあたり、初期調査の重要性を、吉田Pは”挑戦と自殺の境界線”と述べています。

初期調査の結果を非常にきびしい目で見る必要がある。論理的ではない、単なる期待感などで問題をスルーしていないか(中略)

このように、あらゆる角度からプロジェクトを客観的に眺めるべきだろう

吉田の日々赤裸々3 P207より

つまり、初期調査からリスクとリターンの輪郭を捉えていくのだという。

確かに、いきなり全額投資するのはアホの極みでしょう。

ファイナルファンタジー14でも、初見で極や零式の練習PTで食事・薬を全力投入しませんよね?

まずは全体像を把握することで、プロジェクト理解を深めた方が無難でしょう。

では、挑戦を自殺行為にしないためには、どうすればよいのでしょうか?

吉田Pは次のように述べています。

答えは簡単で、挑戦する内容を多角的にかつ客観的に問い詰めることだと僕は思う。(中略)

プロジェクトの規模が小さく、関わる人が少ないうちに、潰せる障害やリスクは、すべて潰してしまうに限る。この思考が”挑戦を成し遂げる確率を上げること”にほかならない。

吉田の日々赤裸々3 P210

だから吉田Pは失敗の可能性を下げるために一つ一つの項目をチェックするため、自らのことを「人一倍うるさく、人一倍面倒なやつと思われているに違いない」と文中で述べています。

インタビュー】開発チームと吉田直樹は何を考え『ファイナル ...
しっかりと考え、判断することで、今のファイナルファンタジー14があるわけです。

しかし、吉田Pは決して”挑戦”することを否定しているわけではありません

挑戦して成功を成し遂げることと、失敗してしまうのは紙一重。僕もいまだにたくさん失敗するからこそ、挑戦する人がいれば応援したくなるし、「いっしょに頑張ろうぜ!」と言いたくなるのである。

吉田の日々赤裸々3 P212より

そう、たしかに成功と失敗は紙一重であり、失敗を恐れていたら何も変化はなく、未来は変わりません。

しかし、挑戦を自殺行為にするわけにはいきません

吉田Pのように挑戦を判断できるような上司がいればとても幸せですよね(๑•̀ㅂ•́)و✧

自分自身も、吉田Pのように客観的にリスクとリターンを判断できようになりたいものです。

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この記事を書いた人

光の戦士であり、光の予備校講師のはーとんです。

光の戦士では暗黒騎士、光の予備校講師では世界史がメインです。

このブログではファイナルファンタジー14の歴史のまとめや、プレイに役立つ製品の情報などを分かりやすく解説していきます。


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