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『吉田の日々赤裸々。』から学ぶ プレゼンは「ボスの攻略だ」

『吉田の日々赤裸々。』私たち光の戦士たちが読むべき1冊。

ファイナルファンタジー14の苦労話からMMOまで話は多岐に渡ります。

さて、今日はその中でも吉田Pが「日々プレゼンテーションを受ける側」の視点で、

プレゼンテーションはどうすれば成功するのか?

というプレゼンテーションのコツが載っているページがあるのですが、これがまた勉強になります。

会社では何かしら上役に「プレゼンテーション」をしなければならない機会が多くあります。

そういったプレゼンテーションを「プレゼンテーションを受ける側」の視点でどうすれば成功できるかを吉田Pは語ってくれています。

ちょっとだけ紹介させてください。

目次

プレゼンテーションを受ける側の憂鬱

このプレゼンテーションの話は、『吉田の日々赤裸々。3』のP,183から書かれています。

吉田Pは

FF14プロデューサー兼ディレクター兼

取締役執行役員(開発・部門担当) 第三開発事業本部長

であります。つまりめっちゃ偉い人なんです

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E7%9B%B4%E6%A8%B9_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC)

そのため、日々プレゼンテーションを受ける日々。

そこで吉田Pはプレゼンテーションを受ける側としてプレゼンテーションのコツを次のように述べています。

「プレゼンされる側の気持ちを考えること」

どういうことでしょうか?

吉田Pはプレゼンテーションされる側の人間=会社の決裁権を持つ人間

としています。

つまり、偉い人であり、時間がない人ということです。

特に一番最悪なプレゼンテーションを、吉田Pはこう述べています。

プレゼン資料に言いたいことをすべて書いてしまい、実際提案時に「資料に書いてあるものを一字一句そのまま読む」ことである。これをやるプレゼンは、最悪のひと言につきる。

吉田の日々赤裸々3 P186より

資料を一字一句読まれるより、自分で読んだ方が早いですよね?

時間が無い中で、プレゼンテーションを受け、それがただの資料の音読だったら

時間を無駄にした

って思われても仕方ありませんよね?

絶対にこんなプレゼンテーションは成功しません。

プレゼンテーションを成功させるコツ

時間がない人に対して、プレゼンテーションするにはどうしたら良いのでしょうか?

資料を朗読するだけでは全くダメ。

それは

「プレゼンされる側のことを全く考えていないから」

と吉田Pは述べています。

つまらないプレゼンテーションは成功しません

”自分”の言いたいことを言う、伝えたいことを伝える、ではなく、”相手”にどうやって知ってもらうか、どう理解してもらうか、どう楽しんでもらうか…などの観点が欠落していると思うのだ。

吉田の日々赤裸々3 P187より

そう、自分本位のプレゼンテーションではなく、相手本位のプレゼンテーションをするということです。

そうすると自然と答えは見えてきますよね。

本書では実際にどういう資料を作れば良いか、またどのように話をすれば良いかは明言されておりません。

私は人に教える仕事を10年以上しております。そのため、ここで少しだけ

人前で何かを説明するときにどのように話をすれば良いのか

の注意点をまとめさせてください。

何かを説明するときの注意点
  • 話す相手のレベルに合わせて言葉を選ぶ
  • 聞いていたら得になることを話す
  • 話の「熱量」を伝えるために、声のトーンを変えながら話す

以上の3点がポイントになります。順番にみてきましょう。

例えば、相手が英語を分からないのに、英語でプレゼンテーションをする人はいませんよね?

説明する相手の語彙力を、相手の反応を見極めながら説明するのです(一番むずかしいです)。

緊張しますが、しっかりと目をみながら反応を確かめましょう

簡単な言葉しか使わないと、「学が無い」と思われ、

プレゼンテーションは失敗します。

難しい言葉を適宜織り交ぜながら説明することで「学がある」と相手に思わせると

プレゼンテーションは成功に近づきます。

また、相手に「話を聞かないと損」と思わせたら、そのプレゼンテーションは勝ちです。

吉田Pも述べている通り、資料の音読は意味がありません。

資料に書かれていること以外の得する情報を織り交ぜながら

プレゼンテーションをするのです。

そうすると自ずとプレゼンテーションの相手は話に引き込まれ、

プレゼンテーションが成功する可能性がグンと上がっていきます

最後は話術になりますが、

プレゼンテーションを「棒読み」でする人は相手に何を話しても、伝わりづらくなります。

ナレーターの人のナレーションを聞いていると、声に抑揚をもたせ、相手が聞き飽きないように工夫していますよね?

それと同じで、プレゼンテーションする側も大切な部分は熱く、語り口調で話すことにより、自分の熱意が相手に伝わりやすくなります。

成功するために、話し方も重要です

プレゼンテーションは「ボス戦の攻略」

プレゼンテーションを「一方的に話すだけ」と考えている方は、その考えは変えた方が良いでしょう。

先程述べた通り、吉田Pは相手のことを考えてプレゼンテーションをするべきと述べています。

プレゼンテーションの相手を観察し、相手が何を望んでいるかを考えながら話す

また、吉田Pはプレゼンテーションの会話を、次のように述べています。

相手が見ているものは何なのか。利益創出の可能性なのか、社会貢献の可能性なのか(中略)こんな風に相手のパラメータや要求するアイテムを知れば、攻略は意外と簡単に見えてくるように思うが、いかがだろうか?

吉田の日々赤裸々3 P191より

ここで重要になってくるのが、「相手が何を望んでいるかを掴む洞察力」でしょう。

吉田Pはスクウェア・エニックスに入社する前に、何度も会社経営者たち相手にプレゼンテーションをしています。

その中で洞察力を培ったのでしょう。

また、吉田Pはプレゼンテーションについてこう締めくくっています。

プレゼンする側の人間は、プレゼンをゲームだと思って、それを”真剣”に楽しんだほうが成功率は上がる。要するに「ボスの攻略だ」と考えてればいい。(中略)

真剣でもなく、楽しくもないプレゼンテーションは、売れないゲームと同じで、いずれにせよヒットしない。

吉田の日々赤裸々3 P192より

もう、この言葉にすべてが集約されていますよね。

相手をしっかりと観察し、楽しませることがプレゼンテーションのコツでありましょう。

本当に吉田Pの日々赤裸々は為になることが多くあります。

ぜひ皆さんもご一読ください(๑•̀ㅂ•́)و✧

https://amzn.to/32UVgnh

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この記事を書いた人

光の戦士であり、光の予備校講師のはーとんです。

光の戦士では暗黒騎士、光の予備校講師では世界史がメインです。

このブログではファイナルファンタジー14の歴史のまとめや、プレイに役立つ製品の情報などを分かりやすく解説していきます。


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